更年期のホルモンはどのようになっているの?

更年期に起こるホルモンの変化

更年期の時期になると、女性の体の中ではホルモンが刻々と変化しています。
卵巣の機能が低下していく過程で、女性ホルモンであるエストロゲンは一定に下がるのではなく、上がったり下がったりを繰り返すという、非常に複雑な動きを示します。

ホルモンの動きは人それぞれ

このホルモンの変化の仕方は、個人差がとても大きいことが分かっています。
たとえば、

  • 大きく上がったり下がったりを何度も繰り返しながら、最終的に低下していく場合
  • 大きな変動はなく、時間をかけてゆっくりと下がっていく場合
  • 短期間のうちに、急激に減少する場合

など、多彩なパターンがあります。そのため、「同じ年齢なのに症状が違う」「友人とは全く様子が違う」と感じるのも、決して不思議なことではありません。

ホルモンを測ることで分かること

更年期障害でつらい症状が続くと、
「自分の体はいまどうなっているのだろう」
と、不安になることもあるでしょう。

そのような場合、ホルモンを測定することで、今の自分のホルモン状態がどの位置にあるのかを知ることができます。数値として確認できることで、安心につながることも少なくありません。

また、症状とホルモンの状態をあわせて考えることで、

  • 今みられている症状が、ホルモンの変化によるものなのか
  • ほかの要因が関係している可能性があるのか

を判断するための、大切な根拠になります。

まとめ

更年期のホルモンは、

  • 一定に減るのではなく、大きく揺れ動く
  • 変化の仕方には個人差がある
  • 測定することで、今の状態を客観的に把握できる

という特徴があります。
自分の体の中で何が起きているのかを知ることは、不安を和らげ、適切な対応を考える第一歩になります。気になる症状がある場合は、医師と相談しながら理解を深めていきましょう。

(執筆:安井医師)

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