女性の体は“7のリズム”で変化する?古典にみる小話

古典にみる「女性の節目」の考え方

今日は更年期のお話から少し離れて、古典にまつわる小話をひとつ紹介します。

中国には、今からおよそ2500年以上前にまとめられたとされる『金匱要略(きんきようりゃく)』という書物があります。その中では、女性の体は「7の倍数」で節目を迎えると記されています。
7×1、7×2と変化が積み重なり、そして7×7=49歳で閉経に至る、という考え方です。

現代の閉経年齢との比較

一方で、現代の日本における閉経の平均年齢は51〜52歳とされています。
古い文献が示す「49歳」という一つの目安と、現代の「51〜52歳」という実際の平均値。
こうして比べてみると、現代の女性は閉経が少し遅くなっているのでしょうか。

(執筆:安井医師)

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