ほっと一息:皆さんの考える更年期

皆さんは「こうねんき」と言われて、頭の中でどのような漢字を思い浮かべますか? 一般的には「更年期」と書きますが、この時期の捉え方は決して一つではありません。実は、当てはめる漢字によって、その意味合いは驚くほど豊かに広がります。

  • 高年期:人生の円熟味を増していく時期
  • 後年期:これからの人生の後半戦を見据える時期
  • 抗年期:年齢に抗い、自分らしさを保とうとする時期
  • 好年期:自分にとって心地よい時間を過ごす、良い時期
  • 幸年期:これまでの経験を幸せとして実感する時期

更年期とは、決して「悪いイメージ」だけのものではありません。このように、今の自分にぴったりの漢字を探しながら、色々とこれからの自分に思いを馳せる……。そんな、人生の深まりを感じる大切な時期なのです。

思春期から「思秋期」へ ― ときめきと、ほてりと。

更年期は、人生の秋に例えて「思秋期(ししゅうき)」とも呼ばれます。

かつての「思春期」を思い出してみてください。 誰かにときめいてドキドキしたり、恥ずかしくてポッと顔を赤らめたり、一人静かに物思いに耽ったり……。あの頃の純粋な反応が、今、形を変えて現れているのが「動悸」や「ほてり」なのかもしれません。

あの頃の「ときめき」が、今は「ほてり」となって体に現れている――。 そう考えると、今の体調の変化も、あなたが一生懸命に人生の季節を歩んできた証のように思えてきませんか?

(執筆:安井医師)

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