漢方で乗り切る更年期!あなたにぴったりのオーダーメイド治療

「更年期つらいけれど、漢方って本当に効くの?」と思われている方は多いのではないでしょうか。漢方は経験的なものと思われがちですが、最近では科学的な仕組み(作用機序)も次々と明らかになってきています。

確かなエビデンス(科学的根拠)を取り入れながら、更年期症状をじょうずに和らげる漢方治療のポイントをご紹介します。

同じ症状でも、処方が違うのはなぜ?

更年期の不調には「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」などがよく使われます。更年期にみられる症状の現れ方や背景は人それぞれのため、一人ひとりの体質や状態をじっくり見極めてお薬を選びます。

したがって、例えば同じ「のぼせ」や「イライラ」を訴えるAさんとBさんでも、異なる漢方薬が処方されることがあるのです。まさに、あなただけの「オーダーメイド治療」と言えます。また、必要に応じてホルモン療法と併用できるのも大きなメリットです。

漢方薬を上手に続けるための「2つのコツ」

西洋薬のような即効性はなくても、じわじわと身体のバランスを整えてくれるのが漢方の魅力です。効果を実感するために、以下の2つを意識してみましょう。

  • 焦らず、根気強く続けること 少しずつ身体が変化していきます。まずはあきらめずに継続してみましょう。
  • 「食前・食間」が基本、でも難しければ「食後」でもOK! 漢方薬は空腹時(食前や食間)に飲むのが原則ですが、「つい飲み忘れてしまう」「お腹が空いている時に飲むと胃が荒れる」という方もいます。その場合は食後に飲んでも大丈夫です。何より「毎日しっかり続けること」が一番大切です。

(執筆:安井医師)

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