子宮筋腫と高血圧
■ 婦人科疾患と生活習慣病の関わり
子宮筋腫とは、子宮の筋層(子宮を形作っている筋肉の層)にできる良性の腫瘍です。30〜40歳代に好発する婦人科疾患としてよく知られています。
ひどい生理痛を伴う月経困難症や、経血量が多くなる過多月経といった症状が問題となりますが、以前から高血圧との関係も指摘されており、子宮筋腫がある女性では血圧が高いことが多く見られていました。
なぜ、この二つの間に関係が見られるのか、その理由はまだ詳しく分かっていません。しかし子宮筋腫という病気は、単に筋腫が大きくならないかどうかといった経過観察だけでなく、高血圧などの生活習慣病との関係に注意を払うことが重要です。

■ 家族の病歴と子宮筋腫のリスク
日本看護師研究(JNHS)の結果からは、本人の高血圧と子宮筋腫との関係だけではなく、「母親に高血圧があること」と「本人の子宮筋腫」との関係も示されました。一方で、父親に高血圧があることは、子宮筋腫のリスク増加とは関連がみられていません。
子宮筋腫がある方は、将来の健康を考え、子宮筋腫のチェックとあわせて血圧もしっかりと管理しておきましょう。
(執筆:安井医師)
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